JSNタイプ熱風発生機は、発熱源に特殊形状のパイプヒーターと送風機、温度コントローラーで構成されています。特殊形状のパイプヒーターを使用したことで従来と比べ小型,計量化が計られ、さらに今までにない効率と高い制御性の優れた熱風発生機に成っています。
- コントロール性が向上
ベースヒーターとコントロールヒーターを使用していることでシビアーなコントロールが可能になった。 - 小型,軽量
従来に比べて約1/2のスペースで済む特殊形状のシースヒーターを使用したことで、小型,軽量となりさらにコストダウンが計られている。 - 安全性の向上
シースヒーターは二重絶縁構造で取り付け、空焼損の防止として安全回路が設けてあります。 - 使い易さ
操作パネルの操作性と簡素化を重視したコンパクト設計で、従来にない使い易さになっている。
外観・寸法図
制御機構
- ヒーター機構及び制御
●ベースヒーター ON-OFF(手動)MC駆動
●コントロールヒーター PID制御 SSC駆動 - 温度設定
●デジタル設定・デジタル表示 - センサー
●熱電対K - 安全回路
●優先回路(ヒーター空焼防止用)
●遅延回路(ヒーター加熱防止用) - コントロールパネル
●スイッチ
・ 電源
・ 送風機
・ ヒーター
●表示灯
・電源 (R)
・送風機 (R)
・ヒーター(R,G)
・異常 (O)
●温度調節器
・ PV,SVデジタル表示
・設定キー付
●ヒューズ
・ トリップ機構
気体加熱用ヒーター 取り扱い注意事項
- 気体加熱用として設計されておりますので、他の加熱にはご使用なさらないで下さい。
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- 気体の種類により、ヒーター材質・ワット密度を考慮致します。選定には充分御考慮下さい。
- ヒーターの接続端子部は端子ボックスにより防滴保護がされているものもありますが、完全防水型ではありません。他の液体、また、塵埃等の付着によって絶縁不良を起こす可能性がありますので、取扱には充分注意して下さい。
- 屋内・屋外仕様により、端子ボックスの形状が変ります。
- ヒーター単体、端子ボックスのないヒーターは特にこの事項を考慮し取付を行って下さい。
- ヒーターの端子箱は、特別仕様外では上面にならない様御注意下さい。
- ヒーター配置の適正を御確認下さい。
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- ヒーターの配置による温度分布の変化、又、ヒーター間が狭いことによる熱干渉等により、故障が発生する場合があります。
- ヒーター取付スペースは、ヒーターの膨張を見込んでください。
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- ヒーターは使用温度が高いほど膨張します。
- 使用温度が高い物はヒーターと取付壁に熱ひずみを起こすことがあります。
- コントロールセンサーを適正位置にセットして下さい。
例)流体の加熱使用では、流体出口側にコントロールセンサーを取り付けて下さい。
又、過昇防止装置・空焼き防止装置を装備頂くと、より安全にお使いいただけます。 - 流体加熱で規定流量(流速)より、少ない流量で流れたり、層流や乱流で均一に気体が接触しない場合、焼損する事もあります。
送風機のスイッチがonにならなければ、ヒーターのスイッチがonにならず、ヒーターのスイッチをoff後、数分後に送風機のスイッチがoffになる構造(=インターロック回路)をお奨めします。