シースヒーターにフッ素樹脂チューブを被覆したヒーターです。金属イオンを嫌う加温・腐食の起きやすい薬液の加温に最適です。直接加熱で抜群の熱効率です。

外観・寸法図

LYF
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LYT
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仕様

項目 標準
電圧相数 AC110V or 220V　1φ
周囲温度 10～60℃
L首下 下表（品番一覧表）参照
CS非発熱部 下表（品番一覧表）参照
HS発熱部 下表（品番一覧表）参照
エレメント Cu・Ni plat
被覆 フッ素樹脂（PTFE）
サポート フッ素樹脂（PTFE）
フック SUS304
キャップ フェノール樹脂
コード VCTF 1.25sq　l=2000
仕様液温 最大80℃
  • 仕様温度は1kwまでは80℃、2kwは60℃迄の液温でお使いいただけます。
  • 永くお使いいただくため、大きな水槽等で温度差が予測される場合撹拌機等で温度差を少しなくしてお使いいただきますと、ヒーターが長寿命でお使いいただけます。
  • 空焚きを防止する為、発熱部は完全に液中に沈めて御使用ください。
  • コントロールはTCシリーズを御利用ください。

品番一覧表

ＬＹＦ

型式 電圧V 容量W 寸法
L首下 HS発熱部 φ外形
LYF1A 110 500 290 80 85
LYF2A 220 500 290 80 85
LYF1B 110 1k 340 100 145
LYF2B 220 1k 340 100 145
LYF2C 220 2k 420 130 200
ＬＹＴ
型式 電圧V 容量W 寸法
L首下 HS発熱部 φ外形
LYT-1A 110 500 280 140 85
LYT-2A 220 500 280 140 85
LYT-1B 110 1k 340 220 145
LYT-2B 220 1k 340 220 145
LYT-2C 220 2k 470 280 200

液体加熱用ヒーター 取り扱い注意事項

  • 液体加熱用として設計されておりますので、空気中に発熱部が露出して空焼きしますと過剰加熱し断線の原因となります。液面より露出させないで使用して下さい。
  • ご使用になる被加熱液の種類、濃度、加熱温度使用条件等、御注文時にお知らせ下さい。ご使用に応じ適合した設計に致します。
    • ヒーター取付位置は出来るだけ加熱槽底部に取り付けて下さい。
    • 熱対流の原理により、加熱槽内においての循環が促進され、効率よく加熱されます。
    • 加熱槽底部にヒーターを取り付けることにより、液面降下の状態においても破損発生は減少します。
    • 液面降下が予想される場合には、レベル計の設置も併せて御検討下さい。
  • ヒーターの接続端子部はキャップにより防滴保護がされているものもありますが、完全防水型ではありません。水、その他の液体、また、塵埃等の付着によって絶縁不良を起こす可能性がありますので、取扱には充分注意して下さい。
  • 被加熱液体によって異なりますが、重油等の場合、ヒーターの表面に炭化物やその他の不純物が付着しますと局部加熱をおこし断線事故を発生する恐れがあります。ヒーター発熱部を適宜掃除し、不純物の付着の無いようにしてください。
    • 熱により分解・変質の可能性のある物質の加熱には、充分注意してください。加熱物に対し、表面温度（電力密度）が許容以内のタイプのものを御選びください。
  • 腐食性液体の加熱にご使用の場合、保護管の材質、パイプ表面の電力密度を充分に考慮しなければなりません。ご使用の前に推奨ワット密度で再度ご確認ください。
  • ヒーター配線に誤りのないように電源に接続し、適性電圧であることの御確認をしてください。
  • ヒーター取付ねじ、及び寸法は適性であるかご確認下さい。
  • ヒーター取付後、再度ねじのゆるみゆや脱落の有無を御確認下さい。
  • 水漏れ防止用のパッキンを使用するヒーターではパッキンの有無を確認し、取付後水漏れがないことを御確認下さい。
  • 完全な温度制御による電力ロスの削除、又はトータルギャランティーを考慮し、規格コントロールボックスをお奨めします。

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